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中国メディアの爪游控は11日、中国中央電視台(CCTV)の報道を引用し、スマートフォン(スマホ)が世界的に普及し、一部の国では携帯電話市場におけるスマホのシェアが90%以上に達するとしつつも、「日本では今なおフィーチャーフォンが市場の約半分のシェアを有している」と伝え、日本の消費者はなぜ「旧式」の携帯電話を恋しがるのかと論じた。
記事は、総務省が発表したデータとして、日本の情報通信機器の個人保有状況においてスマホの保有率はわずか53.5%で、シンガポールの93.1%、韓国の88.7%を大きく下回ったと紹介。一方、折りたたみ式のフィーチャーフォン、いわゆるガラケー(ガラパゴス携帯電話の略称)について「若い消費者のなかにも愛用者が存在する」ほど根強く愛用されていると伝えた。
続けて、CCTVが報じた日本の消費者の声として「スマホはディスプレイが壊れやすいため、手に持った時に落としてしまわないよう気をつける必要がある」、「ガラケーは落としても壊れる心配が無いため、首にぶら下げておくことができる」などと紹介。さらに、電話とメールだけの用途であればガラケーのほうが安上がりという声があったと紹介した。
また、日本ではガラケーを使用している社員に月5000円を支給している企業もあると伝え、同企業の社長の話として「社員がスマホを持っていると休憩時間中にスマホばかり見て、社員間のコミュニケーションが減ってしまうため」と伝えた。
一方で記事は、日本には「ガラケーの忠実なユーザーは多く存在するものの、市場は縮小傾向にある」と伝えたほか、ガラケーの開発コストの高止まりによってガラケーの生産から撤退するメーカーが相次いでいると紹介しつつ、「日本企業のガラケー撤退は中国企業にとっては商機だ」と指摘。
さらに、中国ブランドが日本のガラケー市場を主導することになるかも知れないと伝え、中国メーカー中興通訊(ZTE)の張林峰副総裁の話として「日本メーカーはガラケー市場から撤退しているが、市場と顧客は今なお存在し、同市場は今後も消滅しないだろう」と伝え、ZTEも日本のガラケー市場で一定のシェアを獲得できる見通しと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)