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工場からの“お届けビール”はいかが? キリン、専用サーバーを展開

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 キリンは8月上旬に、工場から直接ビールを家庭に届け、専用サーバーで楽しむことができる会員制サービス「キリン ブルワリーオーナーズクラブ」を、首都圏で展開(1000台限定)することを発表した。また、キリンビバレッジの水宅配事業「KIRIN AQUWISH」にも、「富士山まろやか天然水」で炭酸水を楽しめるサービスを付加し、2015年7月23日以降、東京23区内に100台限定で展開。どちらもオンラインショップ「DRINX」(ドリンクス)で注文を受け付け、2016年より本格展開する予定だ。

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 「家庭で極上の生ビールを楽しむサービス」(キリン 取締役常務執行役員CSV本部長 橋本誠一氏)というブルワリーオーナーズクラブは、専用の小型タンクに仕込んだビールを家庭に配送。厳選された一番搾り麦汁のみを使用したピルスナータイプのビールで、ホップは秋田県大雄産「かいこがね」を用いる。

 独自開発された専用ホームサーバーは、内容量1リットルとやや小ぶり。保冷、抽出、泡だしができるオールインワン設計で、ホワイト一色のシンプルさが特徴的だ。中でも樹脂製のチューブは使い切りとなっており、衛生面や利便性に気を配ったという。

 DRINXでの受付は、2015年7月中旬からで、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県(離島を除く)が対象。ペットボトル2本を毎月2回発送し月額8000円(税抜き、送料込み)。当初は1000世帯限定だが、将来的には5万件を目指す。

●ウオーターサーバー所有層の43.0%は炭酸水機能を欲している

 既に3万件を展開しているKIRIN AQUWISHは水代のほかに、サーバーレンタル料1000円と炭酸ガスカートリッジ1800円(3本、いずれも税抜き)を負担することで「ソーダサーバー」として使うことができるようになる。キリンの調査によると、ウオーターサーバー所有層の43.0%は炭酸水機能を欲しているとし、飲用だけでなく美容や調理への活用ニーズが高まっており、「15年中に4万件を達成したい」(橋本氏)という。

●会員制サービスを展開する狙い

 なぜキリンがこのような会員制サービスを展開するかというと、飲食に関心が高い層を囲い込む狙いがある。2015年4月にオープンしたクラフトビールの専門店「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」は連日約1000人が来店し、DRINXも会員数3万人と好調。「少し特別なお酒を飲んでみたいという層は相当数いる」(橋本氏)と、ブルワリーオーナーズクラブも感度の高いユーザーに向けたサービスだと強調した。

 2015年5月28日に開かれた発表会では、建築家の土谷貞雄氏と永山裕子氏、ジャーナリストの佐々木俊尚氏によるトークショーも実施。家族のあり方が変化している中での食卓や、その舞台となるリビングダイニングキッチンの役割や、シェアハウスなどの新たなコミュニティの登場について意見が交わされた。

 永山氏は「人を呼べるようなオープンなスペースが求められている」と開かれたダイニングキッチンへの注目が高まっていることを指摘。ブルワリーオーナーズクラブについても「ビールサーバーがあれば人が集まるきっかけになるのでは」(土谷氏)、「決してお金持ちのものではなく、さまざまな食材の中で、ここだけこだわっている、というニーズがある」(佐々木氏)と期待を寄せた。

 一方で、質疑応答では橋本氏が「酒類でビールは苦戦している」と危機感を滲(にじ)ませる一幕もあった。他社が展開しているクラフトビールだけでなく、ウイスキー市場やワイン市場の高付加価値商品などの比較で、どこまでサービスのクオリティをアピールして、想定ターゲット層の心をつかむことができるのかに注目が集まりそうだ。

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引用:工場からの“お届けビール”はいかが? キリン、専用サーバーを展開


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